梵鐘の文様


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梵鐘の表面には、さまざまな文様が鋳込まれています。どこのお寺に行かれても、梵鐘は、縦横に帯状の線で区切られていますが、一番広い部分を池の間(池の町)と言います。ここには普通同じ絵柄の天人が入るんですが、この梵鐘は、敢えて四面ある池の間に天人、鳳凰など全て違う絵を入れていただきました。池の間の下には、中帯、下帯と言う細長い区画が、それぞれ四面ずつ有ります。ここにも、普通同じ唐草文様などが入るんですが、これも敢えて違うものを入れていただきました。

これらの図柄は、もう20年以上前に亡くなられた、文様絵師 山崎昭二郎と言う方が残された、寺院の彩色壁画の下絵です。ご遺族の方に許可をいただいて入れてさせていただきました。

文様絵師というお仕事は、古い寺院の建物の壁画や彩色を模写し、長い年月の間にはげ落ちたり変色したところの図柄や色彩を推測し、描かれた当時の姿を復元する地味な仕事です。
でも、こういう方の努力が無いと、文化財の修復は出来ないわけです。この方は、文化庁の委託を受けて、平泉・中尊寺金色堂、宇治・平等院など全国の社寺の文化財の復元、さらには正倉院御物の彩色復元などの仕事にに携わっていました。
現在、平等院鳳凰堂は解体修理中で、内部の壁画も復元されるそうですが、この方の努力が無ければ、復元は不可能だったと思います。

子供のころ近所に住んでいて、なにかと言うと押しかけ、可愛がってもらったのですが、たまたま昔いただいたコピーが出てきまして、画像を使わせていただくことになりました。


仕事の依頼がくると長期不在になってしまうのですが、家にいるときは、夏などランニングにステテコ、頭に手ぬぐい…布袋さんの置物か…トド…みたいな感じで座敷にドテッと座ってる…という、どこにでもいそうなおじさんでした。




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